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このウェブサイトは日本の大学で政治学の研究をする筆者がテニュア付きの仕事をゲットするか、あるいはこの道を諦めるかするまでの模様をリアルタイムでお伝えするものです。研究の状況を公開することで自分にプレッシャーをかけることが目的であり、業界ネタや身辺雑記は書きません。以前の留学生活を綴ったサイトはこちら。
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Since 7/13/2001
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プロフィール
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過去の日記
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掲示板
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研究状況と目標
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・論文10-A(日本語、共著、未発表、投稿先検討中)
・論文10-B(日本語、共著、2009年日本政治学会で発表、投稿中)
・論文10-C(日本語、単著、2009年10月早稲田大学日米研究機構研究会で発表、2月中旬に原稿提出予定)
・本10-A(日本語、単著、未発表、3月末原稿締め切り)
・論文10-D(英語、共著、2008年アメリカ政治学会で発表、3月末に査読誌に投稿)
・論文10-E(英語、共著、2010年南部政治学会で発表、3月末に査読誌に投稿)
・論文10-F(英語、単著、2010年南部政治学会で発表、8月末に査読誌に投稿)
・論文10-G(英語、単著、2008年日本選挙学会で発表、8月末に査読誌に投稿)
・論文10-H(英語、単著、2006年世界政治学会で発表、8月末に査読誌に投稿)
※査読のプロセスで著者が特定されると良くないので記号で論文名を書いています。
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日記
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2010年2月9日(火)の午後
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今日の午前中、ようやく共著論文10-Bを投稿しました。論文10-Eに関しても共著者からうれしい知らせが。この論文は昨年やった実験の結果がメインなのですが、同じ仮説をサーベイデータでも検証しようとしていて、やはり同じような結果が出たとのこと。何とか今年度中に投稿したいものです。
昨日の勉強会は経済学の方法論がテーマで、Firedmanの有名な「理論の良し悪しはそれが説明するべくデザインされた現象のクラスに対して良い予測を与えるかどうかである」という主張をめぐって行われました。経済学理論の前提が正しくないことを示唆する調査結果が出ることは今も昔も珍しいことではありません。例えばFiredmanの当時には「限界費用と限界収入を等しくする仕方で企業が利潤を最大化していない」という調査結果が出されたし、心理学者のKahnemanとTverskyによって期待効用理論の前提をほとんどの人々が満たしていないということが実験によって示されました。誤った前提によって作られた理論体系からの結論は常識的に考えて誤りです。しかしFriedmanは、そうではない、経済理論の良し悪しは前提が正しいとか正しくないとかではなくて、それが予測しようと意図する現象を正しく予測できたかどうかによって判断されるべきだ、と主張したのです。
しかしこの議論には僕は前から疑問をもっています。もし全く別の理屈をもった理論体系が同じ予測を導き出した場合にはどちらの理論が正しいと判断するのでしょうか。例えば、景気循環を説明する理論があります。Nordhausの政治的景気循環理論では、選挙で勝ちたい与党、政府による金融政策と財政政策、近視眼的で学習しない有権者、マクロ経済のフィリップス曲線を前提として、「選挙の後にインフレが起こる」と予測します。一方でRogoffらの政治的景気循環論では、選挙で勝ちたい与党、政府による金融政策と財政政策、洗練された有権者、政府と有権者の情報の非対称性を前提として、同じく「選挙の後にインフレが起こる」と予測します。この場合、実際に選挙の後にインフレが観察されたとしてどちらが正しいのでしょうか。Friedmanの主張にもとづけば判断できません。そうなるとやはりどちらの理論が優れているかを判断するには、それぞれの理論体系から出てくるインプリケーションがどれくらい現実と合致するかとか、どちらの前提の方が現実的かという基準を用いるしかないと思うのです。どうもFriedmanの主張は、理論は因果関係を記述したものだという点を軽視しているような気がします。
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2010年2月8日(月)の昼
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大学は入試期間のためロックアウト中ですが、研究室に来ています。今日は論文10-Bが共著者から返ってきたのでその手直しと、共著本の原稿である論文10-Cをやります。あと、午後から勉強会に参加するために赤坂に行ってきます。忙しいし別に僕が行く必要は無いのですが、純粋に興味がある勉強会なので。
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2010年2月5日(金)の午後
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ここ数日取り組んでいる共著論文10-Bがようやく自分の担当箇所が一段落し、共著者に渡すことができました。このあと細かい修正をして、来週初めには査読誌に投稿する予定です。一方で、共著論文10-Aは共著者がその学会の会員で無かったことから提出する資格なしということで受理されないとの連絡が来ました。別の投稿先を検討しないといけません。あと、どうやら英語の共著本の原稿を3月末までに出さないといけないとの連絡が来ました。しかし、これから3月下旬にかけては研究発表と締切続きで劇的に忙しく、現実的に考えて出来そうにありません。なのでとりあえずは上の「研究状況と目標」には入れないでおきます。今日はこれから論文10-Cをやります。
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2010年2月4日(木)の朝
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昨日は政経学部の授業の採点を終わらせ提出しました。われながらとてもよい感じの結果になりました。でも共著論文10-Bはまだ終わらず。でも絶対に今日中に終わらせます。
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2010年2月3日(水)の朝
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昨晩は世論調査の会議の後の用事がキャンセルになったため、夜8時からマッサージに行きました。だいぶ楽になった気がします。それと3月にジョージタウン大学で開催される日本政治に関する小さなシンポジウムみたいのでスピーカーを務めるのですが、昨日受けた連絡によるとアメリカ人の大物(←ただしあまりアカデミックではない)もスピーカーとして登場するそうです。正直、大ごとになってほしくないと思います。
今日はこれから、政経学部の授業の採点と共著論文10-Bをやります。それと、共著論文10-Dに関して、日本の政治家に関するかなりプライベートな情報を集めなくてはならず、公刊資料では限界があるので直接手紙を書いて尋ねるべく、その準備をしないといけません。
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2010年2月2日(火)の昼
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共著論文を仕上げないといけないのですが、体調が思わしくありません。昨晩は早寝して9時間寝ましたが、相変わらず体がダルいです。マッサージに行きたいが時間がありません。今日は14時から某集会を見に行こうか迷っていて、16時には大学で参院選の世論調査の会議に出る予定です。今日中にGCOEの業績報告書を提出しないといけないのと、明日中に期末試験の採点結果を政経学部に提出しないといけません。
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2010年2月1日(月)の朝
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昨晩、「論文10-A」を某査読誌に投稿しました(厳密には共著者が投稿)。この論文は今年度修士を修了する院生さんとの共著です。僕が昨年春学期に大学院で教えた授業のタームペーパーとして提出されたもので、出来が素晴らしかったのでもう少し何とかすればモノになりそうだということで共著させてもらうことにしました(1st authorはもちろんその院生さん)。この院生さんは修士論文では別のことをやっていて、先日の口頭試問でも大絶賛だったそうです。しかしこういう優秀な人ですが、博士課程には進学しないそうです。まあ確かにアカデミズムの就職も厳しい状況ですから…。
今日はこれから「論文10-B」にかかります。共著者には僕の作業の遅れで迷惑をかけっぱなしのやつで、「1月中に僕が仕上げなければ、僕のことを半年間RAと呼んでいい!」と言っていたやつです。何とか今日中に終われば許してもらえるだろうか。
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2010年1月31日(日)の午後
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ウェブサイトを再開しました。きっかけは昨年末に任期なし教員の公募の面接に呼ばれて、結局不採用となったことです。この公募の面接に呼ばれたときには、「この職をゲットしたら、少し研究のペースを緩めて日々の生活をエンジョイしよう」などと甘いことを考えていました。そして、結局それが叶わなかったとわかったときには、「まだこれからも研究中心のハードな生活をしなくてはいけないのか…」と絶望しました。しかし、不採用通知からしばらく経って、やはり自分の考えが間違っていたのだと気付きました。研究者として生きる以上、常に全力投球で研究しないといけません。
思えば、2000年夏に立ち上げた最初のウェブサイトはアメリカ大学院への出願の記録をリアルタイムで綴ったもので、そのプロセスを赤裸々に公開することで自分にプレッシャーをかけることを目的としていました。そして念願叶って留学した後立ち上げたウェブサイトも、アメリカの大学院での生活をそのまま伝えることで、博士号取得に向けてプレッシャーをかけるためのものでした。そして2007年秋から現在、何とか職を得て僕はすっかり以前のハングリー精神を失っていたのかもしれません。そこで今一度、ウェブサイトを再開し研究状況を公開することによって、論文の出版および任期なしのポジションゲットに向けて自らにプレッシャーをかけようと思い立ちました。ウェブサイトのタイトルにある"Publish or Perish"(論文を書け、さもなくば滅びよ)の言葉を胸に刻んでがんばりたいと思います。
なお基本的に内容としては、現在の研究の状態や関心について書いていきたいと思います。つまり、「論文を発表した」とか、「論文を投稿した」とか、「論文がrejectされた」とかいうことです。日常生活については書かない予定です。また職探しに関してはセンシティブな問題でもあるので、あまり詳しくは書きません。更新頻度も今のところまだわかりませんが、そんなに多くはならないと思います。テニュア付きの仕事をゲットするか、この道を諦めるかするまで続けたいと思います。
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